キエフがきたお

 先日オークションで落札した Kiev 4am + Helios103 が到着。初めてのコンタックスマウント、割とドキドキしながらお出迎えじゃよ? たとえコストダウンと金型の劣化が極限まで進んだ最終モデルであってもな!

 …そして七転八倒する俺の姿が。

  • 操作系を理解するのに3分。理解に3分て。無知! 無知とは罪!
  • シャッター速度変更の為の、巻上ダイヤル外周の引き上げと回転が物凄く重い。
  • ファインダが半端に曇っててめがっさ見づらい。距離計精度は問題なし。
  • しかし距離計ダイヤルを回そうとすると必ず距離計窓を指で塞いでしまい悶絶。
  • シャッター前幕に油染みを発見し落涙。動作そのものに問題はなし。
  • 手持ちの Jupiter8 を付けようとしたら、基部がガタガタでなかなか嵌らない。
  • 巻上ダイヤルがジャムる。意を決し力任せに捻ったら嫌な手応えを残して廻った。半べそ。

 何度喰らっても慣れねえぜ。これがロシアンクオリティなのか兄さん!*1 ほんとはジャムの件を含めて一度徹底的にバラすべきなんだろうけど、めどい。めどすぎる。軍艦部外してファインダ周りを清掃して、あとはシャッター幕と外装の清掃程度にとどめて試写に廻すか。
 教訓教訓。ロシアンカメラは保障のあるお店で買いましょー。俺はクソ高いから死んでも店じゃ買わねえけどな!*2

*1:ロシアンカメラと俺の闘争の歴史: FED-2a は距離計前窓の螺子切りが歪んでてまともに嵌められなかったし、シャッター幕もピンホールが開きまくってたんで液体ゴムで塞いだ。 Agat18k はスプール内側の爪が完全に磨耗して引っ掛からず、パテで爪を自作する羽目に。 Smena2 はスプールが紛失していたので泣きながらキタムラカメラで使用済スプールを無心し、ついでにダークバッグも購入。 Zenit-E はフランジバックの問題でどのM42レンズを装着しても接写専用に。多少なりともまともに最初から動いたのは Zara くらいのもんじゃないか?

*2:数年前のロシアンカメラブームを引きずっているのか、今でもボッタクリみたいな値段で店頭では売られている。あんな金出すなら本物のライカとかコンタックスの出物を探したほうがマシだ!