今日の一枚 /070905

 夕暮れ時にゆるりと流していた一枚を pick up。

Invisible Touch

Invisible Touch

 '86年発売、ガブリエル離脱後フィル・コリンズをリーダーとした後期ジェネシスの代表作。往年のプログレ路線から大きく転換したキャッチーでポップなサウンドは賛否両論で、オールドファンは軒並みブーイングで本作を迎えた。しかしセールスは伸びに伸びたのだから時代の寵児的なアルバムだったと云うべきだろう。
 個人的には、映画「アメリカン・サイコ」で爆笑した記憶が鮮明。空虚な俗物性の権化たるクリスチャン・ベール@パトリック・ベイトマンがこのアルバムをガンガンにかけて、引っ張り込んだ女に滔々と能書きを垂れてるシーンがもう最高。あの時代の物質主義、消費礼賛の空気をドンピシャで掴まえてる非常に悪意的でナイスなチョイスだ。他にもホイットニー・ヒューストンとかヒューイ・ルイスとかデヴィッド・ボウイとかもうね…www