選手壊されなかっただけでも諒とせねば

 U-22 4カ国トーナメント、日本 0-0 中国。
 審判が第四に至るまで全員中国人と解った時点でもうこの試合の勝ち負けはどうでもよくなった。大切なことは、とにかくラフなプレイで選手を壊されないこと。余裕があれば若手が超アウェーとはどういうものかを経験として感じればいい。オールスターとアジアカップ、それに国内の試合も重なってレギュラー陣の大半が帯同してない*1状態で、しかも親善試合扱いの、オリンピックスタジアム落成記念お手盛り試合でクラッシュでもしたら目も当てられない。
 試合開始直後から予感的中。こんな凄いジャッジは久しぶりに見た。これぞアジアンカオス。接触プレイは真後ろからのバックチャージ以外は全部日本のファウル。オフサイド判定は日本に対してだけ。中国のファウルは全然取られない。たまに取られても審判がボール持って中国のディフェンスが揃うまで試合を止める。日本のファウルは自陣PAに近づけば近づくほど理不尽なまでに取られる。見えないほど遠くで何かあったらとりあえず日本のファウルで笛。今時こんな強烈なアウェージャッジなかなかないよ!
 オフサイドを絶対にとってもらえない上に接触したら即刻FK/PKなんでディフェンスラインは四苦八苦。最終ラインが駆けずり回り、GK西川が右に左に飛びまくって防いでた。なんてハードなディフェンス練習。
 攻撃陣も、片っ端から笛で止められた挙句に物凄く厳しいオフサイド判定とラフなディフェンスに邪魔されてなかなか形にならない。セットプレーすら殆ど貰えないんだからしょうがないね。無理やり通そうとしたパスをかなりカットされてたけど、ありゃ不可抗力だわさ。球離れを早くしないと下種なタックルが飛んでくるもの。
 深刻な怪我人なし、イエロー3枚のドローで終わったのは結果的に僥倖だったって印象。だって、早い時間帯に先制でもしてたら相手のプレーと審判の笛が一体どうなってたか。
 試合の内容については詳述する意味がない。こんな有様で何かの参考になるプレーなんて出来るわけないでしょ。敢えて云うと、平山が珍しくかなりいけてた。フィジカルの強さは際立ってたし、ポスト役も必要十分に果たしてたし。まあ、ヘッドで競るようなクロスは一度も上げさせて貰えなかったけどもwww 李は完全に消えてた。
 中国のほうは、本当にこれでいいの? と云いたくなるような内容。超有利な笛に頼りっきりで、ファウル貰いに行く見え透いたプレイや最初から相手の足狙いのディフェンスばかりが目に付いた。まだ選考の段階だろうに、選手たちはあんな情けないプレイばっかりでどうやってベンチにアピールするつもりだったんだろうか。確かに運動量は豊富なんだけどアイディアも技術も全然足りない。あれだけPA内でチャンス作っといて無得点とか有り得ないでしょ。北朝鮮を見習え。あいつら這ってでも前に進んでゴールマウスにボールを捻じ込んでやるっていう気魄が溢れてたよ。
 余談。入場者数5万の発表だったけどどう見ても嘘。動員掛けられたと思しき工員の群れとかを含めても、多く見積もってその半分。大本営発表する意味が何処に? 日本のサポは画面で確認できただけで僅か3人。緩衝地帯の中で警備員に守られてバモる姿に泣いた。たった3人で旧満州国首都たる瀋陽へ? おまえら命が惜しくないのか?
 今日の本音としては…ゲーム序盤からいい感じに煮えたぎってたタニがイエロー1枚で済んで本当によかった。接触のたびに相手の胸板どついてたし、ぶっちゃけ駄目かと思ったよwww*2

*1:デカモリシもJ2の試合があるから北朝鮮戦後に帰国。

*2:イエロー累積2枚でボツワナ戦出られないけどね。涙