敗北から学べ
AFCアジアカップ準決勝、日本 2-3 サウジアラビア。
長く書こうと思えば幾らでも書けてしまうし、俺はサッカー素人なので端的に感想を。
- オシムジャパンのスタイルは表現できていた。安易なミスは減った。
- しかし、スタイルが固定されていた故に対策も練られた。
- 対策を取ってきた相手に対する「閃き」「アイディア」が出し切れなかった。
- スタメンを固定し続けたからか、疲労が比較的早かった。
- レベルの高い個人技に対応しきれず失点を重ねた。
- そして、いつものことだがなかなかフィニッシュまで行けずにテンポを悪化させた。
途中から臨機応変にミドルを狙ったり縦の崩しから相手DFの裏を狙う動きを増やしたりすべきだった、という意見が多いだろうが、それは後知恵なので俺としては積極的に与したくない。要は、それらをピッチ上で表現するだけの余裕/能力が、まだA代表に備わっていないということだろう。負けに不思議の負けなし。完敗と表現して差し支えないと思う。
オシムサッカー、日本的サッカーへの道は未だ遠く険し。しかし、限界を知り、修正し、表現する−−敗北はその好機であり、場は目の前、パレンバンにて与えられている。逆に俺はこの3位決定戦に於けるA代表の「更なる進化」*1を注視したい。無論、韓国が容易い相手でない事は論を俟たない。しかし、災い転じて福と為すには格好の相手ではあるのだ*2。