困ったときのブックレビュー

 つまりは穴埋めという按配でして。人はエヴァのみにて生きるにあらずよ(声:山口由里子)。

九月病 上 (ジェッツコミックス)

九月病 上 (ジェッツコミックス)

九月病 下 (ジェッツコミックス)

九月病 下 (ジェッツコミックス)

 サークル「海底温泉」から同人で発刊されていた「九月病」シリーズが加筆されて商業から出版。同人版の後半が飛び飛びにしか入手できてなかったので有り難くゲト。あまりにもシギサワカヤらしいデス感が全面に出ていて非常にいい感じであります。加筆されたラストは少々微温的ではあるけれど、ここで破滅的な展開を望むならひぐちアサとかきづきあきらを読んだほうがいいわけで、これはこれでシギサワカヤらしくて俺は満足しました。あ、もっと男にとって都合がいい女が見たい方は二宮ひかるをどうぞwww
 で。五十嵐さんは確かに萌えキャラなんですが、俺的に真鶴が強烈なイチオシで…。どういうわけだか、この手の「物凄く迷惑なふしだら系地雷妹キャラ」を見ると血が逆流するような萌え感が。おまけに真鶴さん、おつむが弱くて身体が非常にけしからんという正真正銘の地雷。おかしいなあ。俺、女のきょうだい居ないんだけどなぁ。迷惑レベルが主人公が死んだり破滅したりというくらいでないとダメってところも謎。おかげで脳内嫁の椅子には未だに簸川樹里さん*1が座りっぱなしdeath。あの核弾頭に勝てるキャラに俺はいつ出逢えるのだろうか。嗚呼。

*1:ライアーソフト腐り姫』の登場人物。主人公、簸川五樹の実妹。ゲーム開始時点で既に物故しており、回想や幻想シーンでのみ登場する。五樹が記憶を喪失した元凶。企画・原案を担当した星空めてお氏は彼女をこう評している。『兄・五樹のすべてを愛し、傷付け、奪った。幸福に胸を満たしながら、時間を止めさえした。何ものも一切省みることなく、奔放な生を貫くことは、究極の人間であると同時に、我々の世界に存在を許されない、怪物を意味している。プレイヤー自身から、樹里という少女の記憶を呼び起こし、受け入れさせることが「腐り姫」のテーマであり犯行である』。腐り姫グラフィックリニューアル版がダウンロードで購入できるので、未験の方は是非ともどうぞ。